
BeReal.の“雑さ”は武器になる!プロモーション活用に効く3つの理由を導き出した神回【「企画かじり虫」 書き起こし記事】
今、Z世代を中心にX・TikTokに並び日常に溶け込んだ新SNS「 BeReal.(※)」ポッドキャスト番組『企画かじり虫』のep8では「BeReal.」の活用法について色々妄想しました🧠💥この記事では特にうまみのある部分をギュッと凝縮してお届けします!
この記事で導き出したプロモーション活用に効く3つの理由とは..
① 「広告っぽくない」ことがむしろ好かれる
② フォロワーとの関係が“近い”からこそ届きやすい
③ 日常の一部に入り込める“文脈”がある
詳しくは下記の本文を読んでみてくださーい!
※この記事は約12分 で完読できます※
🏃♂️ ざっくり派:約9分
🧘♀️ じっくり派:約15分
(※)BeReal.:2020年1月にフランスでリリースされた画像共有SNS。・写真の加工ができない・通知が来てから2分以内の投稿・内カメラと外カメラで同時に撮影といった特徴がある。2024年7月からはBeReal内に広告を配信することのできるアドネットワークが公開された。
BeReal.は若者だけのものじゃない?
近藤:最近、クライアントさんの「BeReal.やりたいんですけど..よくわかんなくて」っていう声、ちょいちょい聞くようになってきたんですよね。で、BeReal.施策を提案するにあたって、リサーチを色々したんですよ。そしたら、自分の中で印象がちょっと変わったというか。正直、最初は「BeReal.って高校生を筆頭に10代が一番アクティブなんでしょ?」って思ってたんです。
海本:確かにそういうイメージありますね!
近藤:調べてみたら、意外と20代女性の中でも広がってて、なんなら25歳とか26歳でも普通に使ってる説があるんですよ。
海本:言われてみれば確かに。BeReal.の通知って、最近けっこう平日の昼間に来るじゃないですか?高校ってスマホ禁止のとこ多いし…そう考えると、大学生とか社会人の方が、逆に使いやすいのかも。
近藤:いろいろ調べた感じだと、一番アクティブなのは大学生。18〜22歳ぐらいが投稿頻度高いし、時間の自由度的にも納得感あるんだけど、その流れの延長で、20代後半とか社会人層にもちゃんと浸透し始めてるっていうのは、大きな発見だったなって思ってます。
雑でいい
海本:私、地元の友達とBeReal.繋がってるんですけど、東京と地元(名古屋)でうつっている天気が違うことがあって(笑)友達のBeReal.はめっちゃ雨で、こっちはめっちゃ晴れだったりすると、「あ、これ楽しいかも」って思ったんですよね。
近藤:リアルな“その瞬間”が違うって面白いですよね。あとBeReal.って、全員に同時に通知が来るのも特徴ですよね。その通知が来たら、2分以内に写真を撮らないといけないっていう。ちょっとしたチャレンジタイムアタックみたいな感覚もあって、それがまた、なんか記録アプリっぽいというか!
海本:おもしろさというか、遊び心みたいなものを感じさせてくれるところもありますよね!
近藤:“雑に撮ってOK”って空気感、いいですよね。気軽に投稿できるっていうのは、本当にハードル低いなって思う。BeReal.は“映さなくてもいい”って自由さがあるのがありがたいですよね。
海本:しかも、インスタみたいに「最強の1枚を撮らなきゃ」っていう圧がない。通知来たら、とりあえずパッと撮って終わり、って感じだから、めっちゃ気が楽。
近藤:インスタって“1枚入魂”じゃないですか。でもBeReal.は毎日投稿する前提だから、1週間に1枚くらい「うまく撮れたやつ」があれば、もうそれで満足できちゃうんですよね。
海本:感覚的にはインスタのストーリーズにちょっと近いんだけど、BeReal.は通知が来ることで“きっかけ”が生まれるのがいいなって。
近藤:BeReal.はそのめんどくささを通知で乗り越えさせてくれる感覚ありますよね(笑)
海本:しかも、あのカレンダーUIで1日1枚見返せるの、めっちゃいい。雑な写真でも、撮ったときのこととかちゃんと思い出せるし。ほんと、“日記感覚”で使ってるって感じです、私は。インスタのストーリーズにも、ああいう“1日ごとの記録を並べて見る”機能ってないですからね。
近藤:そうそう。だから、BeReal.って、やっぱり“毎日を記録する”っていう使い方にすごく向いてるSNSなんだなって思います。
BeReal.って“嘘がつけない”SNS
近藤:やっぱBeReal.って、“生活の一部になってる”人、多いですよね。使ってる人たちが、もう「好き」とか「愛してる」みたいな。それくらい自然に馴染んでる感覚がある。
海本:“日常にスッと溶け込んでるSNS”って感じありますよね。
近藤:だから、「広告とかやるのはちょっとハードル高いな」って人でも、とりあえずアカウントだけ作って、試しに何回か投稿してみるっていうのは、全然アリだと思うんです。実際使ってみると感覚違うし、UIとかもそのうち変わってくる可能性あるし。
海本:「使ってみる」と「使わないで見るだけ」って、まったく感覚が違うから。
近藤:最近は広告アカウントもじわじわ増えてきてますよね。
海本:もし「企業アカウントはちょっと…」ってなったら、個人がアカウント作って運用してみるとかも、全然アリだと思います。
近藤:あ、それめっちゃいいですね。私、最近すごく思ったのが、採用に使うのめっちゃ良くない?って。
海本:それ私も思いました!新入社員にアカウント渡して、1日1回社内の様子を撮ってもらうとか..「うちの会社こんな感じです」って伝えるのにちょうどいい。
近藤:それ、スライドに載せたら一気に今っぽくなりますよね!
海本:BeReal.って“嘘がつけない”SNSじゃないですか。だからこそ、信頼度も高い気がする。広告もそうですけど「いかに“ナチュラル”にリアルを出せるか」って、いまどきめっちゃ重要ですよね。
近藤:YouTubeとかXとかの広告って、「ほんとにこれ…?」みたいなとこから入るけど、BeReal.だと、スッと自然に入ってくる感あるもんなあ。「ちゃんとリアルを届けてくれてるな」って思えるというか。
海本:しかも、インスタとかだと今って文字入れしないと「なんかダサい」ってなっちゃうじゃないですか。作り込まなきゃいけない圧がある。でもBeReal.は写真だけで勝負できるSNSだから、“作り込みゼロ”でもちゃんと成立するのがすごい。
近藤:その作り込まないでいいっていうのが、BeReal.ならではですよね。しかもその分、投稿する側も気楽だし、受け取る側も構えずに見られる。企業として出す場合も、そこに合わせた“馴染み方”が必要だな〜って思う。「毎日を残す」ってことが自然にできるSNSって、今の時代にすごくフィットしてるなって思うし、いかにもな広告じゃなくて、“日常の中に広告がある”って形が理想かも。
通知は話題爆拡散の装置になりえる
近藤:“通知”ってめちゃ使える装置だと思うんですよね。うまく通知機能を活用できればシチュエーション次第でめっちゃ盛り上がる仕掛けが作れますよね!
海本:1月1日の0時00分にBeReal.の通知が来た年があって。Xで「今BeReal.の通知きたんだけど!熱い!!」みたいなのが8万いいねくらいいってたの、覚えてます(笑)
近藤:「新年一発目の投稿」ってタイミングってのがドンピシャすぎて、「BeReal.ありがとう!」って言われるくらいのムーブメント起きてたわけですよね。
海本:ユーザー心理として、「誰かといる時に通知来てくれ〜〜〜!」って、願ってたりしますもん(笑)だから元旦0時ってもう、神タイミングなのかも
近藤:企業がその通知タイミングを持てるとしたら、「ありがとう!」って言ってもらえる広告を作り出せる可能性が高まる。通知が“ブランド好意度”に直結するって、他のSNSにはない価値じゃないですか?
海本:「BeReal.ありがとう」からの「このブランド、わかってる〜」になるの、最高すぎますよね(笑)
近藤:もし今後もっと拡張されていったら、通知のメッセージが変えられるようになるとか、通知の音が変えられるとか、そういうのも全然ありえるなって思ってて。
海本:サウンドロゴとか入れられたらめちゃくちゃ強くですよね!通知に音をつけるっていうのは確かに、“一気に参加感を高める仕掛け”になる気がしますね。
プラットフォームナイズドされたクリエイティブ
近藤:これ、もう完全に個人的な意見なんですけど…BeReal.って、小窓に“ツッコミたくなる顔”を入れると、めっちゃ見られると思うんです。
海本:あ〜わかる!なんか小窓に変な顔してる人いると、絶対タップしちゃう(笑)広告ならタップしてくれた時点で、もう“ユーザーが能動的に企業と関わった”ってことになるじゃないですか。それってもうコミュニケーションが成立してると思うんです。
近藤:「なんだこれ?」ってタップしてもらえた時点で、ちょっと“好き”が始まってる説、あると思う(笑)
海本:なのでうまくハマれば、“タップさせる導線”としてはめちゃくちゃ強い。
近藤:あと、BeReal.広告にもし文字入れるとしても、手書きとか“生っぽさ”が超重要だと思うんです。
海本:BeReal.らしさって、“ちょっと雑な感じ”なんですよね。だからこそ、ちゃんと作り込まれてる広告は逆に浮いちゃうというか。
近藤:プラットフォームに“ナイズド”されたクリエイティブって大事ですよね。TikTokも最初は「作り込むな」って言われてたし。いまはちょっと流れ変わってきたけど、BeReal.は今まさに“生っぽさ”のピーク。
海本:あの雑さがね、本当にちょうどいいんですよ(笑)なんか「急いで撮った」「ブレてる」くらいが面白い。
近藤:ちょっと“事故ショット”くらいがちょうどいい(笑)「なんなんだこれ?」ってツッコミたくなるような。
海本:広告としては難しい部分もあるけど、そこをちゃんとやれたら、めっちゃ強いと思いますね!
近藤:BeReal.に広告を出すなら、“雑さ”とか“リアルさ”をしっかり大事にして、ちゃんと馴染ませるのがめっちゃ重要だな〜って思いますね。
いかがでしたでしょうか?本記事はかなーりコンパクトに大事な部分を編集した内容に仕上げたので、もしよろしければSpotifyから本エピソードのフル尺を聞いてみてください💁♀️
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