
“発見”こそが最適解!TikTokハッシュタグの正しい付け方教えます。【「企画かじり虫」 書き起こし記事】
「TikTokでトレンドになる動画に共通点はあるのか?」「ハッシュタグってどう選べばいいの? 」「界隈と型ってどういうこと〜?」そのお悩み、ワンメディアプランナーの近藤と海本がPodcast番組「企画かじり虫」で話しています🍎🐛
そこで本記事は「企画かじり虫」の#06【ハッシュタグは発明より発見だゾ】を書き起こし、読みやすいようにちょこっとアレンジしてまとめた記事になっています🤗
また、ワンメディアではTikTokで10億回再生を超える「定番ハッシュタグ」、業界別の「おすすめハッシュタグ」を独自調査し、2025年上半期版の「注目ハッシュタグ一覧表」を無料配布しています。ぜひ本記事に加え、こちらの解説記事と配布資料もぜひご活用ください。

※この記事は約17分30秒で完読できます※
🏃♂️ ざっくり派:約14分
🧘♀️ じっくり派:約21分
TikTokトレンド、どうやってキャッチアップしてる?
海本: なんと!!!!!!!!この番組にもお便りが来ました〜!
近藤:おお!念願の!
海本:読みますね。
「こんにちは!回転界隈回、めちゃめちゃ興味深かかったです!私もSNS関係のお仕事をしていて、日々血眼で流行っているミームやハッシュタグの研究をしています。そこでお二人にお聞きしたいのですが。TikTokのトレンドって本当に移り変わりが激しいですよね。最近だと「今日ビジュイイじゃん〜」だと思うんですが、きっと今この質問を見てくださっているときにはもう古いのかな、、って感じなんですが。お二人はどのようにトレンドを見つけていますか!?」
近藤:すごい勉強熱心な方だ..!「今日ビジュイイじゃん〜」知らない..(笑)
海本:「今日ビジュイイじゃん〜」は、“情緒不安定”“二重人格すぎ”と話題になってるM!LK の楽曲ですね!歌番組とかでも「TikTokでバズってるあの曲」って紹介されるくらいなんでまだ全然トレンドかと思います!
▼#今日ビジュイイじゃん
近藤: 海本さんはTikTokトレンドのキャッチアップ、どうしてます??
海本: 曲のトレンドを知りたいときは‘‘おさくみみ’’さんを見てます。
近藤:‘‘おさくみみ’’?
海本: おさきさん・桜さん・ミナミさんっていう仲良しクリエイター3人組がいて..
- おさき🤷♀️さん:https://www.tiktok.com/@osaki_tiktok
- 🌸桜🌸さん:https://www.tiktok.com/@0808sakura
- 🦄💙ミナミ💙🦄さん:https://www.tiktok.com/@minami.0819
▼#おさくみみ
近藤: あー、なんか聞いたことありますね! それぞれが個人でも有名な方々ですよね。
海本: 特にZ世代に大人気でその3人のアカウント見れば、大体の曲トレンドは網羅できる感じです。
近藤: もうその人たちが踊ったらバズるくらいの影響力ってことですね。
海本: そうです。だから‘‘おさくみみ’’は定期的にチェックするようにしてますね!
近藤: なるほど〜。ロールモデル的な存在だ。
海本:TikTokトレンドの頂点って感じがします(笑)近藤さんはどうですか?
近藤: 基本的につらつらとTikTokを見てるんですけど..やっぱり人気のハッシュタグはリサーチするようにしてます。ワンメディアが独自で調査している「10億回再生超えのハッシュタグ一覧」は常にチェックしてますかね。
海本: 10億回っていうともうかなり定番のやつですよね。
近藤: そうですね。今ちょうどそのリストを見ながら話してるんですけど、最近の上位だと#ショートドラマ、#レシピ、#転職もありますね。特に無視できないのが#ショートドラマかな。
海本: たしかに、ショートドラマめちゃめちゃ増えてますよね!!
そもそも“ハッシュタグをつける”ってどういうこと?
近藤: そもそも「ハッシュタグってなんで必要なんですか?」って聞かれること多いですよね。
海本: 多いですね。ハッシュタグをオリジナルで作るべきか、定番のものを使うべきか、とかも含めて結構議論になりやすいです。
近藤: 海本さん大活躍のコスメハッシュタグ回のときも、少し話しましたよね。
海本: コスメ系はUGC発のハッシュタグが生まれやすい分野なので、その流れが強いと思います。
近藤: とはいえ、定番のハッシュタグも重要っていうのはある。この前イベントで「ハッシュタグってどうやって入れればいいんですか?」って質問されたんですけど..
海本: あー!文字で書けばいいのか、それとも動画に直接入れるのか、みたいなことですよね?初めて TikTokをやる方はそこから悩む方もいるよなぁ..
近藤: そうそう。ワンメディアが日々やっていることって定番のハッシュタグをベースに動画の方向性を決めて、それに合うクリエイティブを作るって感じなんですよね。UGCっぽい雰囲気に近づけるために..
海本: 定番のハッシュタグ=#ASMR・#Vlog・#GRWMあたりは圧倒的定番ですね。
近藤: 定番すぎて、もはやテレビで見るレベル。
海本: ちょっと前までは「何それ?」って感じだったのが、今じゃどの世代も知ってる当たり前の言葉になってますね。
近藤:ちなみに #GRWMは「一緒に準備しよう(Get Ready With Me)」的な動画ですよね!
▼#GRWM
海本: 起きてご飯食べて、メイクして着替えて...みたいな準備風景が多いですね。だからPRとかタイアップでも使いやすいハッシュタグになってると思います。
近藤:誰でも真似しやすいフォーマットになってますよね。
海本: #GRWMみたいにもともとクリエイターさん発信で生まれたものが、広告に転用されるケースはめちゃ多くて。
近藤: ハッシュタグって誰の権利でもないじゃないですか。でも、定番化していくものとそうじゃないものってありますよね。
海本: ありますね、TikTokは特にそうかも。ハッシュタグをどう選べば再生が伸びるか、みんなが検証して残っていったものが定番化してる印象ですね。
近藤: ハッシュタグを追っていくだけで、その時代のトレンドや空気感が見えてくるというか。
海本: でも中身は常に進化してますよね。同じハッシュタグでも「どういうものを食べてる」とか「何を使ってる」みたいなアウトプットが変わってて。
近藤: ほんとに。4〜5年前に#ショートドラマっていうハッシュタグ自体あったっけ?って思いますもん。
海本: なかった気がします!
近藤: ですよね?でも今はショートドラマって一つのジャンルになっている。切り抜きの一番盛り上がる部分だけ見せるようなものが多くて、タイパ重視の文化にフィットしてる感じがする。
海本: わかります。テレビドラマのクライマックスだけを見る感覚ですよね。
近藤: そうそう。そこだけ切り取って作ったらどうなるか、っていうコンテンツがフォーマット化されてて、文字入れとか構成も型ができてる。
海本: 冒頭に引きになるシーンがあってクライマックスから始まるっていうのが、ここ数年で定着しましたね。
近藤: Xでも、結末がない投稿ってよく見ません?「彼が私の手を引いて——」で終わってて、「えっ?どうなったの!?」って(笑)
海本: 見てて「続きはないんかい!」ってなるやつですね(笑)
近藤: 気になってタップしちゃう。ずるいけど上手い演出だよなぁ..
型なのか界隈なのか
海本: あと#推し活とかも見ちゃいます。
近藤: あれって動画のフォーマットというよりカルチャー的なハッシュタグですよね。広告にはしにくいけど、熱量はすごく高い。
海本: そうですね。広告に使うなら、界隈に“刺す”感じで使う。使い方としては2種類あって、「フォーマット系ハッシュタグ」と、「界隈系ハッシュタグ」にわかれるかな..。
近藤: 界隈系って、動画の形式じゃなくて、属する人たちの文化とか価値観が反映されてる感じですよね。
海本: #子供のいる暮らしとか、まさにそう。投稿の見栄えはバラバラだけど、テーマが統一されてる。
近藤: 子供が映ってればそれで成立するっていうか(笑)そのハッシュタグは型なのか、界隈なのかを意識するのは大事ですね。使い方を間違えると、ミスリードにもなっちゃうし。
海本: それはすごく大きな違いだと思います。“型”は動画の作り方、“界隈”はその文化やコミュニティ。#ASMRみたいに型でもあり界隈でもあるハッシュタグも存在しますよね、むずい。
フェイクタグにご注意
近藤: たまに謎ハッシュタグもありますよね。再生回数だけみるとバズってるけど、実は一つの投稿が爆伸びしただけで、本当には流行ってないみたいな。
海本: ペットとか子供系に多いですね。それだけで数字は大きくても、投稿数は少ないってこともある。
近藤: あ、私それに引っかからない方法を知ってるんです(笑) めっちゃ単純なんですけど、私がリサーチする時って再生数と投稿本数の両方を見るんですよ。で、企業さんにご提案する時は、特に投稿本数がめちゃくちゃ伸びてるものを重視します。
海本: 確かにそれ大事ですね。数字だけ大きくて投稿が少ないと、ちょっと「あれ?」って思っちゃう。
近藤: そうなんです。だから海本さんが言ってたように、再生数だけが伸びてる“フェイクハッシュタグ”って、本当にあるんですよ。
ハッシュタグは組み合わせることで正しく機能する
海本: #ASMRは投稿数めちゃ多いですよね。海外の方も多いし。
近藤: #ASMRってノンバーバルなコンテンツだから、言語を超える強さがありますよね。
海本: そうなんですよ。言葉がいらないって最強(笑)。海外からのコメントも多くて、日本のクリエイターでも海外人気が出るの納得です。
近藤: ビジュアルで伝わるネタ系は強いですよね。
海本: あと日本だとあるある系って流行りますよね。
近藤: 海外にもあるあるネタってあるんですかね?
海本: どうなんでしょう。ひらがなのハッシュタグとか、日本ならではな感じありますよね。なんかみんなで“暗黙の了解”で共感しあうって文化、海外にはあんまりなさそう。
近藤: 海外の広告であるあるネタってあんま見かけないかも。あっても、最後にドーンってひっくり返すような展開だったり。
海本: あるあるって概念そのものが、向こうではあまり見かけないかも。
近藤: 恋愛あるあるとかも、こっちではめっちゃウケますよね。
海本:確かに。あ、 それにしても#転職が伸びてるのもちょっと意外でした。
近藤: 悩んでる人が検索してるのか..
海本: 世代的な背景もありそう。あと今は2025年の上半期ですし、4月って転職シーズンですもんね。
近藤: だから再生数が増えてるか。投稿本数も企業側の投稿で伸びる時期というか
海本: タイミング次第で投稿数が伸びて、動画もバズりやすくなるってことですね。
近藤: そうそう。アルゴリズム的にも、検索されたら関連動画が表示されて結果的にハッシュタグが伸びるっていう。
海本: だから、むやみにハッシュタグをいっぱい付けるんじゃなくて、適したものを選ぶことが大事なんですよね。
近藤: うんうん。付けすぎると冷めちゃうってところもあるから、適切な選定は本当に大事。
海本: #アニメとかだと#歌ってみたとか#踊ってみたを組み合わせる事が多いですよね。相性も良い..
近藤: そうそう。好きなアニメソングを歌った時に、「アニメ」で検索した人にも、「歌ってみた」が好きな人にも届くっていう。
海本: そんな感じでハッシュタグ付けてる人、多いかもしれませんね。なんか、同じようなハッシュタグを付けても、あんまり意味ないなって思う時あります。
近藤: それこそワンメディアでいう発明より発見ですよね。 0から1を作るっていうよりも、既存のものをうまく掛け合わせて、新しい形で見せるっていう方が、今は重要だったりするんですよね。たとえば美容×ダイエットとか、美容×料理とか。
海本: メイク×ASMRとかも流行りましたよね。あとはネイル音だったり、濃いメイクを落とす動画とか。掛け合わせコンテンツはやっぱ強いなって思います。
近藤: 縦型動画って、特に美容と相性良いですよね。メイクする時に使う鏡が縦型だから、画角的にも同じでリアルに見えるし!
海本: 色味とかもしっかり伝わるし、テレビより細かいところが見やすい。
近藤:テレビだとなんとなく流しちゃうけど、スマホだと止めてじっくり見るし、何回も見返すし..。どちらにせよより身近なコンテンツですよね。
いかがでしたでしょうか?本記事はかなーりコンパクトに大事な部分を編集した内容に仕上げたので、もしよろしければSpotifyから本エピソードのフル尺を聞いてみてください💁♀️
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