映像制作会社から転職。SNS 統合型施策でヒットを続けるプロデューサーの心得
- 森 恭平
Studio Dept. プロデューサー/マネージャー
広告制作会社でプロダクションマネージャーとしてテレビCM やMV 制作を経験し2018年にワンメディアへ入社。TikTokやYouTubeなどデジタル領域で活躍するクリエイターを巻き込みながらクライアントの課題解決となる企画の立案〜制作〜配信まで担当している。SNS プラットフォームを横断するような統合型プロモーションが得意。映画が大好きで暇さえあれば足繁く劇場に通っており、密かに映画祭の受賞予想をするのがライフワークとなっている。
-ONE MEDIA 社員番号No.5の大御所の森さん!インタビューするの地味に初めてですね!
森:そうなんですよ、僕はいつも他メンバーのインタビュー記事を見ている側でしたよ…
-いつも森さんなにかに追われている様子なので、「今はやめとこうかな」と思ってたらここまで先延ばしになってました(笑)中外製薬・リクルート「ホットペッパービューティー」・ディップ「バイトル」など名の知れた企業様とご一緒してヒットコンテンツをめちゃくちゃ手掛けたじゃないですか!?なので、確実に今年のワンメディアMVP だと思ったので、満を持しての登場!という感じで…
森:今年は良い意味で胸がずっとザワザワしてましたよ…
-ONE MEDIA はここ数年でTikTok マーケティングのプロデュース案件がかなり多かったが故にTikTok 専門と思われがちかもですが、そこに限らずショート動画を起点に様々なプラットフォームを横断・連携するような施策も得意ですからね!そしてその柱こそ、森さん!なので、色々と聞いていきたいのですが…まず、前職のキャリアについて教えてください!
森:総合制作事業会社にてプロダクションマネージャーとしてテレビCM やWEBムービー、MV 制作をしていました!
-あ、じゃあ香川さんと割りかし近しいですかね?ちなみに転職を考えたきっかけは何だったんでしょうか?
▲執行役員 / エグゼクティブプロデューサー、香川のインタビュー記事はこちらから!
森:僕の勤めていた総合制作事業会社は、親会社に総合代理店がいまして。その代理店が企画した施策の実制作を担っていました。やっぱりそれだと、自分の作った作品やコンテンツがどうやって世の中に広まって、どういう影響を与えたのかっていう部分が見えにくく、自分としてもどかしかったんですよね。なので、企画立案など施策の頭から携われるような仕事がしたいなって思ったのが、転職を考えたきっかけですかね。
-なるほど。ちなみにONE MEDIA を選んだきっかけは?
森:僕は2018年4月に入社したんですが、当時いわゆるSNS 向けの動画っていうものが注目され始めてきたタイミングで。その中でゴリゴリにおしゃれなタイポグラフィを組み込んだ動画を作っていたONE MEDIA が異彩を放っていて興味が湧いたんですよね。当時はあんまりそうクリエイティブをつくっている会社はなかったので。
-私もFacebook でONE MEDIA の作った広告コンテンツが流れてきた時、感動というか「なにこれっ!?」って思いましたもん(笑)では、そんなきっかけとご縁で入社し、これまでほんっとに様々な施策を手掛けてきたと思うんですが、中でも印象深いものってあります?
森:やっぱり中外製薬さんとご一緒した施策ですかね!
中外製薬様とは“指定難病の啓発” を目的に2021年からご一緒しています。僕の担当案件は比較的に商材をプロモーションする機会が多かったのですが、この施策は病気の名称や症状だけではなく、“患者さんとどのように向き合っていくべきか” までを含めて伝えないと本当の意味で“難病を理解する” ということには繋がらないと考えたんですね。なので、その部分をどのように発信するのがベストなのかをクリエイティブディレクターの介さんとかなり悩み、試行錯誤しながら考えたので特に思い入れのある施策ですね!
▲クリエイティブディレクター、常世田のインタビュー記事はこちらから!
-ちなみに施策の中で1番こだわった部分はどこでしょう?
森:2021年時は、ショートフィルムを制作してYouTube 上で公開し、反響もかなり大きかったのですが…。より啓発や理解を広めるためには?と考えた時に、単発のコミュニケーションではなく、継続的に様々な媒体からコミュニケーションを取ることで、施策に関われる人を最大限にできると感じたんです。なので、今回の施策は半年近くかけ、発信タイミングを細かく刻んで設定して実施しました。
-今年の施策は、すべてのSNS を横断させることでより幅広い視聴者に届けることを意識されてましたよね!
森:そうですね、まず今回は楽曲制作のプロジェクトだったので、アーティストの方には半年の間という長い期間の中で途切れないようにご自身のSNS から制作過程を発信してもらうことで視聴者のエンゲージメントを高めていき、完成した楽曲はYouTube で通常の楽曲と同じようにMV として公開しました。その上でTikTok では登録楽曲を使ったユーザーのオリジナルMV をアップするカルチャーに着目し、楽曲に載せて難病患者さんの物語をショートMV にする施策を実施しました。共通の楽曲に様々な患者さんの物語を描くことで、あくまで難病と一括りにせずにそれぞれ一人ひとりと向き合っていく大切さを伝えたかったんですよね。それって難病を患っている人だけでなく、私たちすべての人に共通して言えることだと思うので。その意図がコメントを見ていると視聴者には伝わったのかなとは感じています!この施策に限らずですが、コンテンツに対するリアクションを見た時はやはり嬉しさを感じますね!
-そこが森さんのやりがいにも繋がっていると!ちなみにONE MEDIA に入って、自身のキャリアが広がった感じはありますか?
森:それはもう広がってしかないんじゃないですかね?(笑)前職では大きな施策の中にある映像を制作することのエキスパートになるのがゴールでした。でもONE MEDIA だと企画立案からアウトプット、さらにはメディアプランや配信運用まで全部をプロデュースします。もちろんどっちの方が良い悪いはないですが、やれる事の幅が格段に広がりましたね。施策に全て携わり、尚且つそれぞれの分野を理解できているっていうところは、自分の強みになるなと思います!
-お、なんかマジで採用インタビューっぽい!
森:それにONE MEDIA は常に新しいものに対応していくというか…例えば媒体とかプラットフォームにおいても、新しい機能・技術がどんどん出てくるじゃないですか。その波を捉えてうまく乗る。クライアントの課題解決のためにはこのプラットフォームを活用するべきだ!と確信すれば、チャレンジできるというか。
-それは間違いない。成功案件に囚われず世の中の流れに合わせた新しい提案をしてますよね!
森:やっぱり少数精鋭だからこそチャレンジできる、対応するスピード感はとても感じますね。規模の大きい会社だと決裁取るまで時間が掛かったり、フローも多いかなと思うので、結局「今回は時間もないし、やめておくか」みたいな(笑)その点、ONE MEDIA はやりたいと思ったことにはチャレンジさせてもらえる環境だと思いますし、全面協力してくれます。
-では最後に、今後森さんの挑戦したいことは?
森:オフラインイベント!!
-なぜに?
森:やっぱり動画って一手段でしかないじゃないですか。もちろん、動画コンテンツで課題解決はできるんですが、よりターゲットや視聴者に自分ごと化させるには、体験できるイベントや空間が必要だと思うんです。やり方によってはメディアの取材も組み込めたり、動画としてパッケージすることもできる。また体験した本人からも確かな情報として発信してもらえたりと様々なコンテンツを生み出すことができる。広告っていう大きな枠で考えた時にやはり、オンラインとオフラインの領域から攻めていくような施策をやりたいですね!
-では、来年以降に期待ですね!楽しみにしてますっ!!
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