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映画解説クリエイター起用で過去施策を再プロモーション。「難病の日」に合わせた TikTok・X(Twitter)・YouTube 横断施策 | 中外製薬 難病啓発プロジェクトの画像
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映画解説クリエイター起用で過去施策を再プロモーション。「難病の日」に合わせた TikTok・X(Twitter)・YouTube 横断施策 | 中外製薬 難病啓発プロジェクト

SUMMARY

中外製薬株式会社は、「すべての革新は患者さんのために」という事業哲学のもと、革新的な医薬品とサービスの提供を通じて新しい価値を創造し、世界の医療と人々の健康に貢献することを目指す大手医薬品メーカーです。

病気に苦しむ人に寄り添う活動の一環として2021年、視神経脊髄炎スペクトラム障害(以下、「NMOSD」)*1 の患者さんやその家族を取り巻くすべての人々へ向けて「NMOSD という病気をより深く理解してもらうためのコンテンツを制作したい」というご依頼をいただき、ワンメディアは中外製薬と共同でショートフィルム『あの子を連れて旅に出たら、わからないことをわかりたくなった話(以下、「あの旅」)』を制作。YouTube 上で公開された本作品は約 70万回再生(2022年6月時点)を達成しました。

認知と理解促進につながったショートフィルム作品を、一度きりに終わらせずに持続的に活用し、当事者の方以外の広いコミュニティへ啓発を積み重ねていくため、2022年は映画解説系のTikTok クリエイター「さかい」さんが本作品を解説するショート動画を企画。「NMOSD」を知らない視聴者に対して、「さかい」さんが第三者としてコンテンツを紹介することで、より幅広い層に対して認知のきっかけをつくりました。
*1 視神経脊髄炎スペクトラム障害は、指定難病の視神経脊髄炎と同義です

WHAT WE DO

ワンメディアでは、コミュニケーションの企画とクリエイター起用の戦略、PRプランニング、キャスティング、広告配信を担当。

「難病の日」に合わせて、TikTok とTwitter で前回施策を再プロモーション

過去のショートフィルムを第三者視点で “解説” する際に、より視聴者に理解してもらうための文脈作りとして「難病の日」である5月23日に施策を実施しました。

まずX(Twitter)では、ショートフィルム原作者の岸田奈美さんから「物語を通して、難病のことを知ってほしい」というメッセージのもと、「あの旅」の紹介とリンクに加え、難病への理解を深める“きっかけ”になる作品を紹介する内容を投稿いただきました。

「映画紹介」の文脈で新たな視聴層・コミュニティにリーチ

TikTok では新たなコミュニティでのコミュニケーションを生むべく、TikTok クリエイターを起用したコンテンツ施策を実施。映画をはじめ様々な作品の解説や感想を発信する「さかい」さん(https://www.tiktok.com/@ofroagari)とコラボレーション。彼が普段投稿している映画紹介フォーマットに則って「あの旅」の映像や感想を含めて本編へ誘導するコンテンツを制作・発信いただきました。

TikTok 上の動画 1本によってある小説が 8.5万部の重版決定になるなど、「TikTok売れ」という現象が起こっているように、TikTok では映画や書籍を紹介するレビューコンテンツが注目を集めています。既成のコンテンツとしてレビューし、他のコンテンツ同様の広がりを生むことで、より多くの人に難病について知ってもらう機会を作ることを目指しました。

OUTCOME

紹介したショートフィルムのYouTube 視聴数が約 5万回アップ

本施策は「どれだけ共感を得ることができたか」というエンゲージメントをKPI にしています。結果、当初の目標値に対してKPI 達成率 200%(Twitter・TikTok合算値)を記録し、中外製薬が行ってきた年間施策におけるエンゲージメントの平均を結果として大きく底上げすることに成功しました。また、「あの旅」YouTube 本編への数値変化として、本施策実施後には、本編の視聴数が約 5万回アップ。施策の前後で多くの方がTwitter やTikTok から遷移して本編を視聴した結果となりました。

最適なキャスティングにより、リーチとエンゲージメントを最大化することに成功
Twitter・TikTok の投稿に対し、本編の感想だけでなく、自身や家族が難病をお持ちの方から「共感することができた」などのコメントが投稿されました。また、難病に対するコメントが多数見受けられたことから、多くの視聴者に「NMOSD」についての認知や理解を促すことができたと考えます。

特にTikTok においては「#映画紹介」フォーマットを使用することで、ショートフィルムという文脈を活用し、新しいコミュニティに対して届くことができました。

投稿動画

「さかい | 映画紹介」さんによる解説コンテンツ

ONE MEDIA チーム

プロデューサー:森 恭平
ディレクター :常世田 介