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お知らせ
2023.06.12

ワンメディア、創業10期目を迎え新たなるAI モデルエージェンシー「AIconic Studios」を発足。AI アーティストとの協業をスタート。

ショート動画を起点に、クリエイターとブランドのSNS / デジタルコミュニケーションをプロデュースするワンメディア株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役CEO:明石ガクト 以下、ワンメディア)は、2023年6月1日(木)をもちまして、会社創業から10期目を迎えました。今後、更なる動画クリエイティブの発展を目指して、新事業・AI モデルエージェンシー「AIconic Studios(アイコニックスタジオ)」を発足することをお知らせします。

昨今、「Stable Diffusion *1」や「Midjourney *2」などAI による画像生成が注目を集めていますが、この研究の流れは加速しており、動画投稿やライブ配信など既存のインフルエンサー活動がAI で実現できるようになりつつあります。

その流れを受け、これまでの動画制作・メディア運用・クリエイターマネジメントなど動画を軸としたワンメディアの実績から得たノウハウとネットワークを、AI 技術革新を推進するクリエイターに提供し、AI モデルのインフルエンサーのプロデュースをいち早く実現します。

*1 Stable Diffusion:Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)とは英スタートアップのStability AI(スタビリティーAI )が22年8月にオープンソース形式で公開した画像生成AI
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/theme/?dw=23013119

*2 Midjourney:ジェスチャー入力技術を開発した米リープ・モーション(Leap Motion)の創業者、デビッド・ホルツ氏が共同創業した企業が手掛ける画像AI サービス
日本経済新聞 https://www.nikkei.com/theme/?dw=23013118

AI モデルエージェンシー「AIconic Studios」とは

AI モデルエージェンシー「AIconic Studios」は、AI 研究を推進するクリエイターを軸にモデルを生成し、SNS アカウント運用及び投稿するヴィジュアルコンテンツの制作を行い、AI のスターインフルエンサーのプロデュースを目指します。

【1】 生成AI モデル表現の研究開発

ワンメディアではStable Diffusion をはじめとしたAI 画像生成技術を2023年3月から活用しています。
以下の動画は、ワンメディア CEO 明石ガクトを撮影した素材をベースに、AI アバターの動画を制作した一例となります。調整および制御を重ねることで、人間のような滑らかな表情や動きを持つAI アバターが実現し、リアリティのある動画を作り出すことができます。


【2】 AI アーティストの支援
気鋭のAI アーティストの発掘、およびサポートを展開します。現在、海外で活躍しているクリエイターとのネットワーク構築を開始しており、企画協力、素材提供、ビジネス協業など様々な方向からその活動を支援していきます。現在、「AIconic Studios」と協業するAI アーティストは下記の2名です。

■「CoolerTVGirls」

プロフィール:
海外在住。AI 画像生成ツールを利用して作成した美女のダンス動画がリアルすぎることで注目を集めている。まるで本物の人間の動きのようなリアルさがあるところが作品の特徴。

TikTok アカウント:https://www.tiktok.com/@heavenly_studio

■「PleaseBanKai」

プロフィール:
シンガポール在住。主に、アジア系女性のモデルに取り組んでおり、代表作のBRA モデル *3は約6万ダウンロードにも及ぶ。モデルのリアルさを追求し、肌の質感を中心に細かく調整を重ねていることが特徴。

Twitter アカウント:https://twitter.com/@PleaseBanKai

*3 BRA モデル:Beautiful Realistic Asians / リアルな日本人イラストのモデル https://civitai.com/models/25494/brabeautiful-realistic-asians-v2

【3】 AI モデル案件の販売
今後、生成AI を活用した案件の獲得や企画進行を行い、AI モデルと企業とのコラボレーション実績を築くことを目指し、案件協業を進めていきます。
「AIconic Studios」では、AI モデルと動画を掛け合わせたSNS コミュニケーションをコンセプト設計から制作ディレクション、配信まで一気通貫で担います。それ以外にも、企業オリジナルのAI モデル生成およびプロデュースなど、AI モデルのマーケティング活用を幅広く実現して参ります。AI モデルの活用にご興味ある企業やブランドの皆様からのお問合せをお待ちしております。

▶︎お問合せはこちら : https://onemedia.jp/contact/

「AIconic Studios」と共に協業するAI アーティストを募集しています

ワンメディアでは、「AIconic Studios」と共に、AI 生成技術を用いて新たなヴィジュアル表現を追求するAI アーティストの方を募集しています。

・動画制作やAI によるインフルエンサープロデュースに興味がある
・コンテンツをビジネス展開したい
・他のクリエイターとノウハウの共有をしたい
上記に当てはまる方は、ぜひお話しを聞かせてください。

▶︎応募フォームはこちら : https://forms.gle/vJch2X4D7TTZYj3o7

CEO 明石ガクトよりご挨拶 ~創業10期目にあたって~

2014年6月から会社をスタートした私たちは当初、Instagram を中心にメディア事業に取り組んでいました。個人がメディア化していく流れが強まっていった2019年から動画とSNS インフルエンサーとのコラボレーションに取り組み始め、2020年には企業がYouTube のチャンネルをオウンドメディア化するための支援を開始しました。

コロナ禍を契機に、従来の制作会社が主体となるクリエイティブ制作よりも、YouTube クリエイターやTikTok クリエイターがクリエイターのコミュニティを巻き込み、UGC(User Generated Contents)のパワーを最大限に活用するクリエイティブが主流になっていくと考え、制作のやり方を大きく変えたのもそのタイミングでした。TikTok にフォーカスし、2022年1月〜12月の1年間で合計33社の国内大手ブランド、130人のTikTok クリエイターとともに、256本の広告ショート動画をプロデュースしました。その結果、まだまだ小規模の会社ながら「TikTok for Business Japan Agency Awards 2023」にてRising Star 部門のブロンズアワードを受賞する栄誉に至りました。

一方、生成系AI がクリエイティブ業界にもたらすであろう影響は甚大です。当社でも早期から検証を重ね、既存業務の効率化に取り組んできました。
そのプロセスの中で、世の中の進む方向を考えた時に大好きな映画『ブレードランナー』のヴィジュアルが目に浮かびました。SF映画の未来の中では当たり前のように人工物である “アイドル≒偶像” が人々から崇拝されている――現段階で熱狂的なファンコミュニティを生み出す装置となっているSNS を仕事の主戦場として向き合っている私たちが、AI アーティストの皆さんと一緒に新しいアイコンを作り出していくことはある種の必然であると考えています。
現在進行系で様々な議論が交わされている分野ではありますが、10年目を迎える節目にこの新しいチャレンジを開始していこうと決断しました。

創業当初とは比べ物にならないくらい “動画” というものが世の中で当たり前になり、それによってクリエイターを職業とする人が世の中に多く生まれたということは私たちが目指していた社会そのものです。新たなテクノロジーが、また新しいクリエイティブ分野の可能性を拓き、それによって新しい産業が生まれる。『動画2.0』を書いた時に “動画産業革命” と呼んでいたそれは今や “クリエイティブ産業革命” となって世の中に大きな影響を与えていくでしょう。

だからこそ、ワンメディアはAIを代表とする新しいテクノロジーのクリエイティブ活用に向き合わなければならないと考えています。まだまだ道半ばではありますがクリエイターがもっと活躍できる社会を目指し、努力と研鑽を続けて参ります。お読みいただき、ありがとうございました。